最近、作業用に買い足したLED照明が、どうにも眩しく感じました。距離を離しても、向きを変えても、強い。。
最終的に頭が痛くなって、電気を消したら体が楽になりました。
そのあと外に出たら、太陽の光がやさしい。──この差は、たぶん気のせいではありません。太陽・昔の電球・LEDは、同じ「白い光」でも中身がかなり違うからです。
これは日々の暮らしの光を一度見直してみた記録です。先に結論だけお伝えすると、LEDが強く感じるのには光の「質」の理由があり、特に夜の強い光は眠りに影響することがあります。対処はシンプルで、暗くする・離す・暖かい色を選ぶ。それだけで夜と朝の感じが変わります!
蛍光灯は、もうすぐ作られなくなる
職場でもご家庭でも、もう照明のほとんどがLEDになっているのではないでしょうか。
電気代も節約できますし、何よりLEDは長持ちします。
色々調べてみたところ、蛍光灯は、水銀を減らすための国際条約(水俣条約)の合意で、一般照明用のものが2027年末までに段階的に製造・輸出入を終えていきます。種類によって時期が分かれていて、電球形は一足早く、直管形などが2027年末という流れです。
※禁止されるのは「製造」と「輸出入」であって、今使っている蛍光灯や在庫の使用・販売がすぐ止まるわけではありません。とはいえ新品は手に入りにくくなっていくので、これからの灯りはLEDが主役になります。
ちなみに私が寝室で愛用しているのは、かなり昔の照明器具です。
デザインも好きなのですが、この明かりの具合がちょうどよくて手放せません。
白熱電球は水俣条約の対象外のようですが、こちらはこちらで省エネの流れの中でメーカーの生産がすでにほぼ終わっています。今の手持ちの電球がなくなったら、このお気に入りの照明器具も使えなくなってしまうのかしら・・と思うとちょっと悲しい。。
CHIKAネットの記事なんかを見ていると、昔の照明器具にLEDをつけているという投稿も見かけますね。このあたり、真意はどうなんでしょう。
LEDを「強い」と感じた。
普段こうしてブログを書いている場所は、自分が作業しやすいように光の具合をかなり調整しています。
ただでさえパソコンのブルーライトは目に負担。それでも一部だけ明かりが足りなくて、最近ランプを一つ買い足しました。もちろんLED対応の照明器具です。
ところが、これが正直かなり光が強いと感じたのです。距離を少し離す、向きを変える、工夫はいろいろしてみました。座っている自分のほぼ真上にライトがあったので位置もずらしてみた。それでもやっぱり強い。最終的にはなんだか頭が痛くなってきて、電気を消してみたところ、体が楽になりました。
そして作業場を離れて少し外に出たとき、太陽の光がものすごく快適に、優しく感じられたのです。
太陽・白熱電球・LED、光の何が違うの?
調べてみて腑に落ちました。例えば同じ「白」でも、光の成り立ちが違うのです。
太陽光と白熱電球は「連続スペクトル」と呼ばれる光で、いろんな波長の色が切れ目なく連なっています。とくに白熱電球は赤から赤外側が多く、あの温かい色合いになります。
一方、家庭用の白色LEDの多く(青色LED+黄色の蛍光体という方式)は、青の波長に鋭いピークがあって、青と緑のあいだの帯がへこんだ、でこぼこのスペクトルです。自然光のなめらかな連なりとは形が違う、いわば疑似的に作られた白。同じ明るさでも、この「青寄りで尖った光」が、強く・刺さるように感じる一因かもしれません。少なくとも私の体感とは、よく合う説明でした。


「ブルーライト」は悪者なのか
青い光(だいたい400〜490ナノメートルの波長)は波長が短く、目の奥の網膜まで届きやすい性質があります。ただ、青い光そのものが敵というわけではありません。日中に浴びる青い光はむしろ味方で、頭をしゃきっとさせ、気分を上げ、体内時計を整えてくれます。
問題になりやすいのは「浴びる時間帯と量」です。夜に強い青い光を浴びると、眠りを促すホルモン(メラトニン)の分泌が抑えられ、脳が「まだ昼だ」と勘違いして眠りが遠のきます。
光の色が青白い(色温度が高い)ほど、その働きは強くなります。
ただし、ひとつ歯止めも。照明の専門家の団体(日本照明工業会)は、LEDだから従来の照明より特別に体に悪い、というわけではないと説明しています。効いてくるのは明るさ・色の温度・浴びる時間であって、LEDという種類そのものが悪者なのではない、ということ。
太陽光にも青い光はたっぷり含まれますが、屋外では瞳孔が自然に絞られたり、まばたきが増えたりと、体が勝手に調整してくれます。屋内で、強い光を、近くで、長く、しかも夜に浴びる──この組み合わせが負担になりやすい、という感覚がいちばん近いと思います。
だから私の頭痛も、LEDのせいだと決めつけるつもりはなく・・・あくまで「自分の場合は、その光が強すぎた」という話。でも、自分の体感ってすごく大事だと思っています。
光は、薬にもなる
ちょっと話はそれますが、光がどれだけ体に働くかは、医療を見るとよく分かります。
たとえば睡眠やうつには「高照度光療法」があります。朝に5,000〜10,000ルクスというかなり明るい光を30分〜1時間ほど浴びる治療で、1982年から確立されてきました。日照が短くなる季節に起きる「季節性のうつ」や、体内時計がずれる睡眠リズムの乱れに使われます。光で体内時計を整える、れっきとした医療です。
がんの世界にも光を使う治療があります。「光線力学的療法(PDT)」といって、光に反応する薬を体に入れてがん細胞に集め、そこへレーザーを当てて病巣をたたく方法です。早期の肺がんや食道がんなどで保険も適用されています。
もちろん、これは専門の医療の話で、家庭の照明で何かを治せるという意味ではありません。
ただ、光はこれほど体に作用するものなのだと知ると、日々の暮らしの灯りも、ただの「明るさ」として軽く見ない方がいいな、と思えてきます。
ちなみに、光とか周波数の話は大好きで、こういった系統の本はよく読みます。光や波長(波動)が人間に影響するちからというのはまだまだ解明しきれていないこと、知らないことが沢山あるのだと思いますね。
私が暮らしの中でやっていること
寝る1時間くらい前には、照明をかなり暗くします。体が「もう眠っていい」モードに入れるように。ときどきYouTubeをつけっぱなしにしてしまうと、やはり強い光が目元に来ているからか、次の日の目覚めがいつもとちょっと違う気がします。
そして、例の「明るすぎるLED」を和らげるために、もうひとつ買ったものがあります。電球カバーです。
電球カバー:https://www.receno.com/lightac/bulbsh.php
これで、だいぶ軽減されました(出費はありましたが……)。



器用な方なら自作できそう・・
おわりに
長持ちすること、電気代が安くなること。LEDのいい面は本当にありがたいです。その上で、これだけ灯りの質が変わっていく時代だからこそ、自分の周りの光を一度見直してみる価値はあると思います。
強いと感じたら、暗くする・離す・暖かい色を選ぶ。たったそれだけで、夜の過ごし方も朝の目覚めも変わってきます。もし頭痛や不調がしばらく続くなら、光だけのせいと決めつけず、無理せず休んでくださいね。
「心地よく自分の人生を生きる」。そのための、「光」の話でした!











