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リウマチに鍼灸は効果がある?薬剤師の体験と東洋医学の話

鍼灸のススメ

リウマチの薬をどうしてもやめたくて試した方法のひとつが、「鍼灸治療」でした。

結論から正直にお伝えすると、鍼灸でリウマチそのものがすぐ治るわけではありません。

ただ、こわばった筋肉がゆるみ、血行が良くなって体が軽くなる——そういう体感の助けは、私自身はっきり感じています。薬とは別の引き出しとして、20年以上ずっと頼ってきました。あくまで個人の体験としてお読みくださいね。

リウマチの診断を受けた2005年から20年以上経つ今、リウマチに関しての治療は(薬を含め)行ってませんが、鍼灸にはお世話になっています。「鍼を体に刺す」というと、特に男性は「怖い!!」とおっしゃる方が多いのですが、鍼灸で使う鍼は(特に日本のものは)髪の毛より細いのです。あんなに細い鍼で的確に治療していく鍼灸師の先生は、本当にすごいなぁ……といつも思います。

CHIKA

このリウマチとの付き合い方の全体像は、20代でリウマチになった私が、薬をやめるまでにやってきたことにまとめています。鍼灸はそのなかの一つの選択肢です。

鍼灸とは?

「鍼灸って何だろう?どんな歴史があるの?」という詳細については、日本鍼灸師会のサイトをご覧ください。

この記事では、私自身の体験をもとに、鍼灸の効果や活用方法についてお話ししていきます。

目次

リウマチに鍼灸は効果がある?(私の体感)

鍼灸治療をしたからといって、すぐにリウマチの症状が消えるわけではありません。でも、こわばった体の筋肉がリラックスし、血行が良くなる手助けにはなっていると、はっきり感じていました。

東洋医学的に見ると、鍼灸の目的は「気・血・水」の巡りを整えること。リウマチの不調にも、良い影響があると考えています。

特にリウマチの症状のひとつである「手のこわばり」や「手のむくみ」には、「井穴刺絡療法(せいけつしらくりょうほう)」を取り入れていました(詳しくは後の章で)。

CHIKA

薬の側からの選択肢が気になる方は、お世話になった「アクテムラ」や、グルコサミン・コンドロイチンは関節痛に効果があるか?もあわせてどうぞ。

リウマチに「お灸」はどう?

鍼灸というと鍼(はり)のイメージが強いですが、「灸(きゅう)=お灸」も鍼灸の大切な柱です。お灸はツボを温熱で温める方法で、冷えやこわばりが気になるときに、鍼と組み合わせて使われることがあります。

リウマチの不調は冷えると出やすいと感じる方も多いので、体を温めるアプローチは相性が良い、というのが私の体感です。鍼が怖いという方は、まずお灸から相談してみるのも入りやすいかもしれません。どこにどう据えるかは、必ず鍼灸師の先生に診てもらってくださいね。

私が鍼灸に頼る症状

私は、こんな症状が出たときに鍼灸院へ駆け込みます。

  • 顎関節症(あごの周りの違和感や痛み)
  • 肩や首のコリ
  • 肉離れ

また、薬局には顔面麻痺の患者さん(お薬はビタミンB12やステロイドが主に処方されます)がよくいらっしゃいますが、こうした方には「鍼灸院に行ってみては」とお伝えしています。顔面麻痺は早めに処置をすると、薬で様子を見るより早く回復する印象がありますね。

三叉神経痛の患者さん(テグレトールというお薬が処方されることが多いです)や、生理痛がひどく痛み止めを常用している方にも、鍼灸という選択肢があることを伝えています。

五十肩を手術せずに——鍼灸で乗り越えた体験

自分自身が五十肩らしき症状になったとき、あまりの痛みで夜も眠れない日々が続きました。ロキソニンを飲んで寝ないと、どうにも眠れなかったのです。

そこで「肩の専門の先生」のいる整形外科を入念に調べて受診しました。結果はレントゲンを撮り、「リハビリをして様子を見て、それでもダメなら手術です」との診断。やはり最終的には手術という話に……。

「他に方法があるはずだ!」と思い、鍼灸治療とリンパマッサージを試しました。その結果、今では痛みもなく、腕の上げ下げもまったく問題ありません。手術をせずにここまで戻れたのは、私にとって大きな経験でした!

CHIKA

このときの経緯は、【体験談】私が四十肩・五十肩を克服した方法|手術なしで回復できた理由に詳しくまとめています。同じ痛みで「手術と言われた」という方は、ぜひ読んでみてください。

鍼灸師と薬剤師の役割の違い

薬剤師としていつも感じるのは、「自分に鍼灸の知識や技術があれば、もっと患者さんの症状を楽にできたのでは」ということです。

CHIKA

現在の日本の法律では、薬剤師は患者さんの体に触れて治療を行うことができません。しかし、脈をとったり舌の状態を診たりして治療を行えるのが鍼灸師の先生方なのです。

薬剤師としてできるのは、漢方薬を選び、適切に調合すること。漢方そのものについては漢方薬の効果と魅力:自然治療のすすめでお話ししています。もし薬剤師と鍼灸師の資格を併せ持つ先生がいれば、一度訪ねてみるのもおすすめです。

薬剤師であり鍼灸師の星 司(ほし まもる)先生

私が大尊敬する「星 司(ほし まもる)」先生は薬剤師であり鍼灸師でもありました。
残念ながら2025年にお亡くなりになられましたが、星先生が登場する動画を今も時々見返しています。

このように、薬剤師と鍼灸師の両方の視点から治療をしておられる先生が全国にはいらっしゃいます。

また、現在では医師でも鍼灸を学び、治療に取り入れている方もいらっしゃいますね。

鍼灸治療は健康保険が使える?

大学病院でも鍼灸外来がありますが、鍼灸治療は基本的に自費治療となることが多いです。

交通事故など一部保険が適用される場合もありますが、ほとんどが自己負担になります。

CHIKA

どうして鍼灸治療は自費なのか? その疑問は尽きません。

刺絡(しらく)療法とは?

カッピングや瀉血による血行改善

「刺絡(しらく)」とは、皮膚に微小な傷をつけ、滞った血液を除いて微小循環の改善をはかる療法です。治療部位には、

  • 細絡(さいらく):体表近くに浮き出た毛細血管
  • 硬結(こうけつ):筋緊張の強い部位
  • 井穴(せいけつ):爪の生え際のツボ

などがあり、目的に応じて選ばれます。

井穴刺絡療法

「井穴刺絡療法(せいけつしらくりょうほう)」は、特に手足の爪の生え際のツボを刺激し、自律神経や体性神経を介して症状を整えていく方法です。リウマチの「手のこわばり」や「手のむくみ」が気になるとき、私はこれを取り入れていました。

鍼灸院でもこの方法を扱うところは多くありません。実は自分でも行えますが、針を刺すので結構勇気が要りますし、まずは専門の先生に相談するのが安心です。

東洋医学の視点から健康を考える

鍼灸や漢方といった東洋医学の基本は、「体全体を診る」こと。西洋医学の「切った・貼った・薬」という、体の一部だけを見るものではなく、人間の命そのものを診るのが東洋医学だと私は思っています。

もちろん西洋医学にお世話になることも多々あります。でも、それだけでは解決できないとき、ほかの選択肢はたくさんあります。体に不調を感じたら、ひとつの選択肢として鍼灸を取り入れてみるのもいいと思いますよ。

※リウマチは自己判断で治療を中断せず、主治医と相談しながら進めてください。鍼灸はあくまで補完的な選択肢として、信頼できる鍼灸師のもとで。ここに書いたことは個人の体験・感想です。

鍼灸のススメ

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この記事を書いた人

CHIKAのアバター CHIKA 薬剤師

薬剤師CHIKA

2025年まで、現場の薬剤師として勤務。薬剤師歴はトータル25年以上。
日々の患者さんとの対話を通して、「薬に頼りすぎない健康」の大切さを実感しています。

このサイト「薬剤師CHIKAの部屋」では、食事・生活習慣・自然な健康法などについて、薬剤師の視点からわかりやすく解説しています。

また、「ようこそ還元くんの世界へ。」という情報発信ブログと
CHIKACHAN HOUSEというショップも運営しています。

20代で慢性関節リウマチを発症しましたが、さまざまな試行錯誤を経て克服しました。

その経験もふまえ、「体を整える」という視点から健康や暮らしに役立つ情報を発信しています。

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