最近はあまり行っていないのですが、過去には毎週セミナーを行っていたことがあります。主なテーマは健康やお薬との付き合い方についてです。このセミナーに関してはありがたいことに多くのフィードバックをいただきました。
「評価は気にしない」と思うものの、やはり皆さんがどんな印象を持ってくださったのかは気になります。
特に気になっていたのは、自分が本当に伝えたかったことが、きちんと参加者に届いたかどうかという点。
伝えたかったメッセージ
自分が行っていたセミナーで最も伝えたかったことは、「口から入るものが自分を作る」ということ。
だからこそ、食べるものを選ぶその一瞬一瞬を大切にし、自分の身体をいたわってほしいという想いで毎回お話をしていました。そのために、具体的にどのような基準で食べ物を選べばよいのか、どのような選択をすればより良いのかなど、実践的な内容も交えてお話ししました。
もちろん食事だけではなく、薬やサプリに関してもです。
結果として、この部分はしっかりと伝わっていたようで、とても嬉しかったですね。
予想外のフィードバック
また、アンケートを読んで意外だったのは、プレゼンテーションの技術に関して細かく評価してくださった方がおられたことです、その内容を少しご紹介すると・・
- 「基礎から分かりやすく説明する姿勢が素晴らしい」
- 「爽やかな印象で、間の取り方や進行のテンポが心地よい」
- 「通る声でありながら耳障りではなく、発音に意思が感じられる」
- 「知性と真面目な印象が伝わってくる」
といった、ありがたいコメントを沢山いただきました。
むしろ、この言葉をチョイスする参加者の方のレベルの高さに驚くばかり・・
プレゼンテーション技術の背景
こうした詳細なフィードバックを言葉にしてくださる方は貴重な存在だと思います。そして、このプレゼンテーション技術は、実は以前の職場でかなり鍛えられた経験によるものです。
かつては、声が枯れるまでリハーサルを繰り返し、上司やトレーナーから何度もダメ出しを受け、その度に泣きながら夜中まで一人で練習し直すという日々でした。
プレゼンテーションを行う本番でも受講者や参加者の方から厳しい意見をいただくこともありましたが、それらの経験があったからこそ、今の自分があるのだと思います。
あとは「慣れ」でしょうかね(笑)
「プレゼンス」の重要性
また、あるとき「プレゼンテーションは技術でありながら、想いを伝えるものでもある」と教えてくださった方がいました。そして、その「想い」を伝えるために最も大切なのが「プレゼンス」だと。

「プレゼンス」とは、「存在感」という意味です。
心理学者のロバート・メルビアンによれば、人は相手を見たときに3~5秒で印象を決めると言います。実際にはもっと短いかもしれません。
つまり、最初の印象が良くなければ、それ以降の話がどれだけ素晴らしくても相手に届かない可能性があるのです。
自分の「プレゼンス」を意識する
では、自分の「プレゼンス(存在感)」をどう印象付けるのか?
これは単にプレゼンの場面だけでなく、日常生活の中でも重要なポイントです。自分がどのように相手から見られているのか、どんな印象を与えているのかを意識することは、自分自身を高めるためにも役立ちます。
私自身も、かつては「プレゼンス」の重要性を徹底的に学びました。その過程で、自分が全否定されるような厳しい指摘を受けたこともあり、当時かなりのショックを受けました。



実は、そのときのショックを紛らわせるために研修施設でお酒を飲み、
大暴れした結果、会場への出入りを禁止されるという黒歴史も…
しかし、この経験も含めて「自分を客観的に見る力」を養うことができたのではないかと思います。
健康が「プレゼンス」を支える
そして、この「プレゼンス」を支えるのは、何よりも自分の身体の状態だと思います。
常に体調が悪そうにしていたら、それが自分の「存在感」になってしまいます。一方で、健康的で笑顔があふれていれば、それが自分の印象となるのです。
「心(心持ち)」と「体(体の状態)」とどちらが大事ですか?と聞かれることもありますが、私は間違いなく「まずは体の状態が大事」とお答えします。
今日からできること
さて、あなたならどちらの印象を選びますか?
もし、自分の「プレゼンス」を高めたいと感じたなら、まずは身体のケアから始めることをお勧めします。一般的なお話にはなりますが食事や適度な運動、そして十分な休息を意識するだけで、印象は驚くほど変わるものです。
今日からでも、できることを一つずつ取り入れてみてくださいね!