日本の食文化の一つとして、広く愛されている「おにぎり」。そのシンプルな形と味わいは、忙しい現代人の心をつかみ続けています。今回は、そんなおにぎりの魅力を再発見し、深く掘り下げます!
特に最近思うのは「直に人間の手で握る」ことが大事なのかな・・と思うんです。
おにぎりの歴史と由来
おにぎりの歴史は古く、平安時代にまで遡ります。当時は「屯食(とんじき)」と呼ばれ、戦場や旅の途中で手軽に食べられる食品として重宝されました。江戸時代にはさらに一般的になり、庶民の間でも広まりました。
今は街のいたる所で食べられるようになりましたね。
「おにぎり専門店」のお店も増えました。
多彩な具材と味わい
おにぎりの魅力の一つは、そのバリエーションの豊富さです。梅干しや鮭、昆布といった伝統的な具材に加え、最近ではツナマヨやチーズ、おかかチーズなど、新しい味わいも次々と登場しています。特に、セブンイレブンやローソンなどのコンビニエンスストアが提供するおにぎりは、常に新しいアイデアとともに進化し続けていますよね。
ちなみに私が好きなのは天然塩、梅干し、海苔のシンプルなもの。
あとはツナマヨ。
そういえば先日友人から
シンプルな塩むすびにこの海苔を巻いてみて!
と言って、もらった海苔があります。
ただの海苔ではなく、ちょこちょことアオサが混じっているんです。なので、ほんのりアオサの味と香りがして美味しいんですよ!確かに、色々具材が入ったおにぎりより、シンプルな塩むすびとこの海苔は相性いい感じです。
手作りおにぎりの楽しさ
おにぎりは自分で作る楽しさもあります。炊きたてのご飯を手のひらでぎゅっと握り、自分だけのオリジナルおにぎりを作るひとときは、料理の楽しさを実感できる瞬間です。
家で手巻き寿司(おにぎりではないですが・・)を作ることもありますが、好きな具を好きなだけ巻いて食べるのは至福の時間ですねぇ。
健康とおにぎり
おにぎりは、栄養バランスの良い食事としても注目されています。主食であるご飯に、タンパク質を含む具材や、ビタミンを多く含む海苔を組み合わせることで、バランスの良い食事を手軽に摂ることができます。白米を玄米に変えるのも良いです。
「白米は太る!」
と言われますが、本当にそうでしょうか?
炊いたご飯の約60%は水分ですし、意外かもしれませんがお米には約7〜8%のたんぱく質が含まれています。(炊いたご飯では水分が増えるため、たんぱく質の割合は約2〜3%になります。)
確かに食べすぎはNGですが、やはり日本人のソウルフードともいえるおにぎりは私たちの体に合った食材なのだと最近強く思うようになりました。
「レジスタントスターチ」
レジスタントスターチは、消化しにくい特別なデンプンのこと。普通のデンプン(例えば、ごはんやパンに含まれるデンプン)は体の中で消化されてエネルギーになりますが、レジスタントスターチはそのまま大腸に届きます。
ご飯を炊いて熱いうちは、デンプンが柔らかくて体に吸収されやすい状態ですが、ご飯を冷やすとデンプンが再び結晶化して、消化しにくい形になります。
熱い炊き立てのご飯で握ったおにぎりも、ご飯が冷めた状態になると、この「レジスタントスターチ」が増えるってことなんですね。
レジスタントスターチのいいところ
- 消化されにくい: レジスタントスターチは消化されにくいため、エネルギーとして吸収されるのが遅くなります。これが血糖値の急な上昇を防いでくれます。
- 腸内環境を整える: 冷えたご飯に増えるレジスタントスターチは、大腸で善玉菌のエサとなり、腸内環境を良くしてくれます。
- おなかがすっきり: レジスタントスターチは食物繊維と似た働きをするので、便秘の予防や改善に役立ちます。
プラスαの食べ方
- 玄米にしてみる:食物繊維が沢山取れます
- 胚芽米で食べてみる:胚芽米は、白米の一種ですが、通常の白米とは違って、お米の胚芽部分が残っているお米のことです。胚芽は、お米の種が発芽する部分で、ビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、ミネラル(鉄分や亜鉛など)が豊富に含まれています。
- 雑穀類を入れてみる:今は白米と一緒に炊くだけの雑穀が売られてますね。これらを取り入れることにより白米にはない栄養を取ることもできます。
人の手で握ることの大切さ
特にお母さんの手で直接握ったおにぎりを子供たちが食べるというのは本当に大切だと思います。
ここで重要なのは、手袋やラップなどを使って握らず「素手で」握る事。
これはお母さんの波動、常在菌を子供に直接渡せるチャンスなんです。
「波動」とか「常在菌」と言うと「怪しいな」と思う方もおられるでしょうか??
でも、お母さんが「今日も一日頑張ってね!」とか「沢山食べてね!」と思いながらおにぎりを握ったら、その想いは確実に子供たちに伝わります。これは波動です。
※波動については下記記事に書いてみましたのでご興味のある方は是非!
そして素手でお握りを握れば、お母さんの手についている常在菌が子供の口に直接入ります。
これ、全く悪いことじゃないですよ!
昨今は「抗菌」「除菌」とばかり言ってますが、これって逆に私たち人間の体を弱らせることに気づいてください。
目には見えませんが、私たちの体には無数の常在菌が住んでおり(う〇こだけではありません)、皮膚を守ってくれたり体の調子を整えてくれたりしています。
逆を言えば、腸内細菌を含めた常在菌たちのバランスが良く、元気であれば私たちの体も快調というわけです。
そんなわけで、直接手で握ることが大事だと私は思っています。
しかしながら・・
菌が繁殖したらどうするの?
その為に具材で殺菌効果のある梅干しを使ったり、塩をしっかり効かせるということがあるんです。
あとはまあ、作ったら出来るだけ早く食べるということですね(*‘ω‘ *)
おにぎりの未来
おにぎりは、これからもそのシンプルさと奥深さで多くの人々を魅了し続けるでしょう。
ただご飯に具を挟んだり海苔を巻いて食べるおにぎりは、「おむすび」とも言います。
これ「お結び」で”心を結ぶ”良き食べものですよね。
コロナ禍以降、人と人との距離が遠くなってしまったと感じることが多いですが、食べ物からこの距離を見直してみましょう。
自分で食べるおにぎりを作りながら、自分で自分の心を「結ぶ」のもいいですね!
おにぎりの魅力を再発見することで、私たちの食卓がさらに豊かになることでしょう。ぜひ、次のお昼ご飯やおやつに、おにぎりを楽しんでみてください。