「おならが出ちゃっても臭いを消してくれるようなパンツとかないの?」と以前患者さんに尋ねられたことがあり、実際に調べてみたところ、あったので皆さんにもシェアします。
一時テレビなどでもよく取り上げられていましたね。
構造的には活性炭を使っています。活性炭は確かにかなりのニオイを吸着します。冷蔵庫や下駄箱のニオイや湿気を取るための商品もあったりするので皆さんにも身近な存在ですよね。
目次
おなら対策に役立つ消臭下着ブランド
1.代表的な「おなら消臭下着」ブランド
おならのニオイ対策として現実的に使いやすいのは、活性炭入りの専用消臭パンツ です。日本国内で入手しやすい例として、次のようなブランドがあります。
① ブロック99 おなら消臭パンツ
- 特徴:
- 男性用・女性用いずれもあり。
- 「ニオイ除去率99%の消臭下着」として販売されているシリーズ。
- お尻部分に消臭機能を持つ生地を配置し、ニオイガスが外に抜ける前に吸着する構造。
- 想定シーン:
- 通勤電車、オフィス、会議、旅行など「長時間座りっぱなし」の場面。
- メリット:
- おなら対策用として設計されており、「どこに消臭ゾーンがあるか」が明確で、目的がはっきりしている。
② エルドシック おなら消臭パンツ
- 特徴:
- 男性用・女性用いずれもあり。
- 商品説明では、過敏性腸症候群(IBS)などガスが多く出やすい人の悩みに配慮して設計されていることが強調されています。
- 想定シーン:
- スーツの下に履く、外回り営業や長時間移動など、「一日中安心していたい」場面。
- メリット:
- 一見ふつうの下着に見えるため、人目を気にせず使いやすい。
③ 海外ブランド Shreddies(シュレディーズ)
- 特徴:
- 海外で有名なフラットランス向け消臭アンダーウェアブランド。
- 活性炭パネルが組み込まれたショーツ/ボクサーで、ニオイガスを吸着することをうたっています。
- 想定シーン:
- 海外の商品に慣れている方、デザイン性を重視したい方。
- メリット:
- 海外レビューが多く、英語の情報も比較的豊富。イギリスのサイトはこちらhttps://www.myshreddies.com/
2.消臭下着を選ぶときのチェックポイント
① 「どこに」「どのくらい」活性炭が入っているか
- 一番重要なのは、おならのガスが通るお尻周りに、しっかり活性炭入り生地が配置されているかではないでしょうか。メーカーによっては「このような姿勢でガスを出すことによりしっかりガスが吸収されます!」と図解付きで謳っているところもあります。
- 消臭機能が「全面に薄く」よりも、ガスが外に出る部分に集中的に配置されている方が理にかなっていますよね。
- 商品ページで「消臭ゾーンの位置」や「構造図」が載っていれば、必ず確認しましょう!
② サイズ感とフィット感
- 消臭ゾーンと肌の間に大きな隙間があると、ガスが横から逃げてしまい、効果が落ちます。
- きつすぎると履き心地が悪く、締め付けによってお腹が張りやすくなる人もいます。
- 普段の下着サイズに加え、レビューで「締め付け感」や「普段よりワンサイズ上/下が良い」という声がないかチェックしましょう。
③ 日常使いできるデザインかどうか
- 通勤や職場で使いたい場合、見た目が普通のパンツに近いもの の方が精神的に楽です。
- 色は、肌着やスラックスに透けにくい「黒・ベージュ」などが無難。
- 洗濯方法(ネット使用・手洗い・乾燥機NGなど)も確認しておくと、毎日の手間が見えやすくなります。
④ お手入れとランニングコスト
- 活性炭生地は、洗濯回数や使用回数に応じて吸着能力が徐々に低下 します。
- 商品によって「◯回の洗濯を目安」「何ヶ月程度で買い替え」など目安を書いている場合もあるので、
1回あたりのコスト(=価格 ÷ 予想使用回数) をざっくり計算してみるのもおすすめです。 - 仕事で毎日はきたいなら、「2〜3枚をローテーション」できる価格帯かどうかも検討材料になります。
CHIKAいろいろ見ていると、商品単価は比較的高めなので出来る限りコスパの良いものを選びたいですね
3.消臭下着を使うときの注意点と、上手な付き合い方
「これさえ履けば大丈夫」ではなく、「安心材料のひとつ」として
- 医学的な研究では、活性炭生地のブリーフが臭気ガスをほぼ吸着したという報告がある一方、
日常生活のすべての場面で“ニオイゼロ”を保証するものではありません。 - 「もし出てしまっても、何もしないよりずっとマシ」という “保険” のような位置づけ で使うのが現実的です。
食生活・腸内環境の見直しとセットで
- 消臭下着はあくまで「外側でできる対策」。
- ガスの量そのものや、におい成分を減らすには、
- 食べ過ぎ・早食いの見直し
- ガスが出やすい食品(豆類、炭酸飲料、脂っこい料理など)の摂り方の調整
- 便秘や下痢の改善、腸内環境ケア
など、内側へのアプローチ が欠かせません。
受診が必要なサインも忘れずに
- おならが急に増えた、腹痛や下痢・血便を伴う、体重減少を伴う…などの場合は、
ガス対策グッズではなく、まず消化器内科などでの受診が優先 です。
ご参考になれば幸いです!










