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頭痛の意外な原因とは?貧血と痔が引き起こした症状の真実

頭痛の男性

頭痛の原因が痔だった?患者さんからの感謝の声と驚きのエピソード

ある日の午後、薬局に一本の電話が。

「以前、そちらの薬局でお薬をもらった〇〇と申します。薬を説明して下さった薬剤師さんはいらっしゃいますか?」

患者さんからお電話を頂くと少し緊張します(;^ω^)

「何か間違いをしてしまったのだろうか?」と考えましたが、実際に電話に出てみると、彼の最初の言葉は「本当にありがとうございました!!」でした。

何のことかと戸惑いましたが、話を詳しく伺うと、その方は長年悩んでいた頭痛が、薬局でのアドバイスをきっかけにウソのように消えたというのです。

Aさんの物語:長年の頭痛と貧血の謎

電話をかけてきたのは20代の男性、仮にAさんと呼びましょう。仕事の都合で地元の九州から全国各地を転勤しているハードワーカーでした。

彼の悩みは、いつも頭痛がつきまとっていること。「これでは前向きに仕事ができない」と訴えていたことを思い出しました。

Aさんは今までに多くの病院を訪れ、さまざまな検査を受けましたが、どこでも「異常なし」と言われるばかり。それでも痛み止めを処方されるだけで、根本的な解決には至りませんでした。

実は薬を渡す際に彼の話を聞きながら、私には一つ気になることがありました。

CHIKA

血の気が少ないように見える

頭痛を抱えている方は、しばしば貧血が原因であることがあります。そこで、Aさんに「貧血と言われたことはないですか?」と尋ねると、「え。なんでわかるんですか?」と。やはりその通りでした。

さらに深掘りしてみると、「どうして貧血になっているのか?」という疑問が浮かびます。原因を探る中で、体全体を見ることが重要であるとアドバイスしました。

頭痛の意外な原因と松島病院での手術

こうしてお薬をわたし、アドバイスをした半年後、Aさんから電話がかかってきたというわけです。

「原因は、痔でした!!!!」と。

驚くべきことに、彼の貧血の原因は痔であり、トイレに行くたびに便器が真っ赤になるほど重症だったそう。
(薬を渡したときは、恥ずかしくて痔の話はできなかったのだそうです)

Aさん曰く、これまでに5・6件の肛門科を受診しましたが、どこでも「手術はまだ必要ない」と言われいたそうなのです。

しかし、薬局でのアドバイスを受けて「松島病院」という肛門のスペシャリストを訪れる決心をしたとのこと。

松島病院では、「これはすぐに手術をした方がいい」と診断され、手術を受けることに。手術は無事に成功し、今ではトイレでの憂鬱がなくなり、さらに頭痛も一切なくなったそうです!

「諦めずに良かった。薬局で話を聞いてもらったことが、松島病院にたどり着くきっかけとなり、本当に感謝しています」との言葉に、私自身も大変嬉しく感じました。

終わりに

今回のケースは、頭痛の原因がであったという驚きのエピソードでしたが、体全体を見渡す視点がいかに重要であるかを改めて実感しました。Aさんのように、長年悩んでいた症状が劇的に改善されることは、私たち医療従事者にとっても大きな喜びです。

しかし、頭痛の原因は本当に沢山ありますので本当にお悩みの方は、一つ一つ自分の身体を丁寧にみてあげることが必要だと思います。また、機会があれば他のエピソードも書いていきたいと思います。

この一連のお話は、Aさんのご厚意によりブログに掲載する許可をいただきました。「同じように悩んでいる方の助けになれば」との願いからです。これからも、患者さん一人ひとりの健康をサポートできるよう、真摯に取り組んでいきたいと思います!

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この記事を書いた人

薬剤師です。「ようこそ還元くんの世界へ。」という情報発信ブログとショップを運営しています。こちらの「別館」では還元くん・メビウスウォーター以外の情報発信を主に行っています。20代で慢性関節リウマチを発症し克服するまでに行ったことや考えたことなども含め、いろいろ発信しています。

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