「ぬか漬け×ヨーグルト」、 作り方は至ってシンプルで、サイコロ状に切ったぬか漬けを市販の無糖ヨーグルトと混ぜるだけです。
ぬか漬けはきゅうりや人参など、サイコロ状に切れる&歯ごたえのあるものがおすすめ。これを食べることで、自分の体感ではありますが腸内フローラのバランスが整っているように感じます。
ぬか漬けもヨーグルトも、両方に豊富な乳酸菌が含まれています。
この乳酸菌たちのおかげで腸内環境が整うと、脳にも良い影響を及ぼしてくれるんです(腸脳皮膚相関)。
・・ということは、ココロも体も安定してきます。
腸内環境改善の鍵「ぬか漬け×ヨーグルト」
偶然から生まれたレシピ
切って混ぜるだけなので、レシピと言うのにはおこがましいくらいのカンタン料理です(笑)
しかし、今思い返してみると「ぬか漬け×ヨーグルト」の組み合わせは、実は偶然に生まれたものでした。
以前、外国人の友人に教わった料理の一つに「ヨーグルト塩入りきゅうり」というものがあったのですが、 カレーのようなものやレンズ豆の煮物などと一緒に(付け合せ的に)食べるものです。
または、サラダなどにかけたりもします。
このお料理の正式名称は「ザジキ」と言うそうです。
ニンニクやハーブのディルなども少し入っていたり、オリーブオイルをかけたり。結構味わい深いです。
最初は「ご飯にヨーグルトをかけるなんて…」と思いましたが、試してみると意外に美味しくて、ずっと食べているうちに大好きな一品になりました。
こんな中、ついうっかりぬか漬けきゅうりを使ってこの料理を作ってしまったのです。 しかし、これは「怪我の功名」と言うんでしょうかね、ぬか漬けのきゅうりは普通のきゅうりよりも味があり、なおかつ発酵食品×発酵食品であるため自分のお腹にはすこぶる良かったのです。
腸内フローラを整える習慣のひとつ
ちなみに私たちの腸に住んでいる細菌のバランスってどうなのでしょう??
実は、外部から取り込んだ菌は長く腸に留まることができません。 自分の腸内フローラというのはおおよそ自分のお母さんから受け継いだもので、意識して外からの菌を取り入れなければ自然と生まれたときのバランスに戻っていくそうです。
なので、整腸薬を飲んでる場合、ずっと飲み続けなければなりません。
無理なく毎日の習慣で腸内環境を整えるのはお薬やサプリより絶対に食事だと思います。
しかも、薬やサプリは単一の菌を取るにとどまります。食事なら多くの種類の微生物を腸内に取り入れることができますよ。
そんなわけで、自分にとってこのぬか漬け×ヨーグルトは、腸内環境を整えてくれるアイテムの一つなんです。
ぬか漬けは日本の伝統的な発酵食品で、その魅力は何といっても「自分の手で作る」ことです。 ぬか床をかき混ぜることで自分の手の菌が自然とぬか床に入ります。おそらくこういうのが「各家庭のぬか漬けの味が違う」要因の一つなのでしょうね。
自家製のぬか漬けは、自分の体に合った菌が含まれているため、より効果的に腸内環境を整えることができるのです!
乳酸菌は空気が好きな微生物。ぬか漬けを混ぜる時には十分空気を取り込んであげるといいですよ。
腸内環境が良くなると、便通の改善や免疫力の向上など、体全体に良い影響が出ます。また、腸と脳は密接に関係しており、腸内環境が整うことでストレス軽減やメンタルの安定にもつながることがわかっています。
年齢を重ねると乳酸菌に代表される善玉菌よりも、悪玉菌の割合が自然と増えてくるので、整腸薬が処方されたりします。
しかし、薬ではなく普段の食事で何とかしたい・・と思っています。
是非発酵食品を意識して取ってくださいね。
同じものを食べていた紳士は肌がツヤツヤでした!
最近薬局にいらした年配の男性患者さんが同じものを食べていたことが発覚。
スタッフ皆で「Aさん、肌ツヤがすごくいいよね。どんなお手入れしているんだろう」と話していたところ丁度ご本人がやってきたので尋ねてみました。
Aさん、肌のツヤがとてもいいですよね。何か特別な事されているんですか?
すると、
ぬか漬け刻んだやつにヨーグルト混ぜて食べてみて!
肌がツヤッツヤになるから!!
僕ね、ずっと便秘で悩んでたんだけどこれ食べ始めてからすこぶる快調で、皆から肌ツヤいいって言われるようになったの。
と熱弁して帰られたんです。
食べたものが体の表面(皮膚)として現れてくるのは、少なくとも1ヶ月以上はかかると思います。
正直なところ即効性はありません。
でも、実際に「肌は内側から作られる」ので、外からのお手入れ以上に食べ物は大事だと思う今日この頃。
「ぬか漬け×ヨーグルト」皆さんも是非お試しください!