今日は「リーキーガット症候群」についてお話しします。ちょっと専門的な内容ですが、とても大切な事なので是非最後までお読みくださいね。
リーキーガットとは?
リーキーガット(Leaky Gut)は、日本語で「腸漏れ症候群」と呼ばれています。腸は食べ物を消化して栄養を吸収する重要な場所ですが、何らかの理由で腸壁が損傷し、小さな隙間ができることがあります。この状態がリーキーガットです。
こんなイメージ↓
体の不調とリーキーガットの関係
腸壁にできた隙間から、未消化の食べ物の粒子やバクテリアが血流に漏れ出すと、体はこれを異物と認識して免疫反応を引き起こします。その結果、頭痛や腹痛、アレルギー反応、慢性的な疲労感など、さまざまな体の不調が現れることがあります。
私も20代の時に慢性関節リウマチを発症しましたが、もしかしたらリーキーガットの傾向があったのかも。
腸を健康に保つ方法
幸い、腸の健康を維持するための方法があります。以下にその方法を紹介します。
改善方法:食事で腸を元気にしよう!
- バランスの良い食事を心がける
- 野菜や果物、全粒穀物を積極的に摂取することで、腸の健康を保つことができます。これらの食品には食物繊維が豊富に含まれており、腸内の善玉菌を増やす効果があります。例えば、りんご、にんじん、ブロッコリー、玄米などが良いですね。
- プロバイオティクスを摂取する
- ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品にはプロバイオティクスが豊富に含まれています。これらを食べることで、腸内環境を改善することができます。
- プレバイオティクスも取り入れる
- プレバイオティクスは腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維です。玉ねぎやにんにく、バナナ、アスパラガスなどがプレバイオティクスを豊富に含んでいます。
- 加工食品をなるべく控える
- ポテトチップスやクッキーなどの加工食品には、腸に悪影響を与える添加物が含まれていることがあります。できるだけ自然な食材を使った手作りの料理を心がけましょう。
- 十分な水分を摂る
- 水をしっかり飲むことで、腸内の老廃物をスムーズに排出することができます。毎日コップ8杯の水を飲むと良いと言われていますが、ここは個人差があると思います。
- ストレスを減らす
- ストレスは腸に悪影響を与えることが知られています。リラックスする時間を作り、ストレスを軽減することも腸の健康にとって重要です。好きな本を読んだり、趣味の時間を楽しんだりすることが効果的。
【もっとわかりやすく:補足1】プロバイオティクス
プロバイオティクスは「お腹の中にいる良い菌(細菌)」のこと。この良い菌たちは、お腹の中で元気に活動して、食べ物を消化したり、体を守ったりしてくれています。
例: ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品にたくさん入っています。
ここでポイントは「日本人が昔から食べてきた発酵食品」に目を向けるとより良いと思います!
【もっとわかりやすく:補足2】プレバイオティクス
プレバイオティクスは「プロバイオティクスのエサ」のこと。良い菌たちが元気に働くために必要な食べ物です。
例: 玉ねぎ、にんにく、バナナ、アスパラガス、冷えたジャガイモやご飯などにたくさん含まれています。
冷えたご飯がおいしく食べられるおにぎりの話は下記記事にて↓
どれもどこかで聞いたことがあるようなハナシですが、なかなか全てを実践するのは難しいです
ここで重要な「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」ですが、私たちは自分自身が食べたいものよりも腸内細菌が喜ぶ食べ物を食べてあげなくてはいけないのかもしれませんね!?
その他の改善方法
- 定期的な運動: 運動は腸の蠕動運動を促進し、消化を助けます。毎日少しでも体を動かすことを心がけましょう。散歩や自転車に乗ることがおすすめです。
- 十分な睡眠: 体を十分に休めるためには、しっかりとした睡眠が必要です。毎晩7~8時間の睡眠を確保しましょう。
これ、自分の中では「わかってるけど出来ていないこと」のベスト2です(苦笑)
まとめ
腸が健康でないと体のさまざまな部分に不調を引き起こす可能性があります。これを「リーキーガット症候群」と呼びます。
しかし、バランスの良い食事や発酵食品、腸内細菌が喜ぶ食べ物(プレバイオティクス)を摂取することで腸の健康を維持することができます。
また、水分をしっかり摂り、ストレスを減らし、適度な運動や十分な睡眠も大切。謎の不調が続いている、なんとなく気分がすぐれない・・という皆さんのご参考になれば幸いです。
是非、腸の健康を守りましょう。
記事を読んでいただきありがとうございます!腸を大切にし、健康な毎日を過ごしてくださいね。